献眼とは
亡くなられた方からいただいた透明な角膜を、目の不自由な方に提供することを「献眼」といいます。
*登録されていない場合であっても、角膜の提供は可能です。生前にご本人の意思があった、または家族として提供を希望される際もご連絡ください。
献眼の意思表示は健康保険証・運転免許証でも可能です。
角膜とは
角膜は、眼球の一番外側にある厚さ0.5㎜の透明な組織です。
外から入ってくる光を屈折させて網膜に像が結ばれるのを助けています。
角膜は、外側から順に上皮、実質、内皮から出来ており、大きく3つの構造となっています
「角膜移植」とは
角膜が病気やけがで濁って傷がつき不透明になったときや、角膜が変形し、正しい像を結べなくなったときに、視力を回復する方法として角膜移植(透明な角膜と取り替える手術を)を行います。
「角膜移植」が必要な病気とは
-代表的なもの-
水泡性角膜症:角膜内皮の障害で起こり、角膜上皮と実質に浮腫がおこり白く混濁します。
円錐角膜:目の中の圧力に負け、角膜中央部が突出してくる状態です。 軽度の場合はコンタクトレンズによる矯正が可能ですが、進行すると、角膜移植が必要になります。
角膜変性症・角膜ジストロフィー:遺伝性で、角膜に異常な物質が沈着して混濁します。